表面科学会ソフトナノテクノロジー研究部会
6月シンポジウムのお知らせ
ソフトナノテクノロジー研究部会では下記の要領で部会を開催いたします。学会員の皆様のご参加をお待ちしております。
期日:6月29日(水曜日)13時より17時まで
場所:東京工業大学すずかけ台キャンパス すずかけホール集会室
(東急田園都市線すずかけ台下車左折2回10分で小さい門が目にはいります。当日、門近くに集会室への案内を掲示します。)
会費:無料
連絡先:TEL:
045-924-5828 FAX:
045-924-5806 aikai@bio.titech.ac.jp
プログラム
13:00-13:05 部会長挨拶 猪飼 篤
13:05-13:55 招待講演1 林 勝義氏(NTTマイクロシステムインテグレーション研究所研究員)
演題:「マイクロ流路を用いた電気化学バイオセンシングデバイス」
[要旨] 近年、生体分子や細胞の計測を目的として、微細加工技術を用いて作製されたマイクロ化学分析システム(μ-TAS)と呼ばれるセンシングデバイスの研究が盛んに進められている。電気化学式のデバイスにおいては、マイクロ流路内に電極を形成し、送液しながら測定を行うことで、生体分子の高感度測定が可能となる。本講演では、生体分子の選択検出を目的とした集積型センシングデバイス及び要素技術の研究成果について紹介する。
13:55-14:45 招待講演2 御子柴克彦氏 (東大医科研、理研脳センター、JST・ICORP、NTTニューロシグナル)
演題:「カルシウム振動発振装置である生体膜カルシウムチャネル、IP3レセプター動態のリアルタイムでのナノ解析」
[要旨]
IP3レセプターは一つのユニットが41万の分子量を持つ巨大膜タンパク質で、4量体を形成してチャネルを作っている。IP3レセプターは細胞内でゆっくりとしたカルシウム振動を引き起こし、これが発生・分化や細胞の生理機能に大きな役割を果たしている。このIP3レセプターの実体は長い間不明であったが極低温電子顕微鏡や三次元X線結晶構造解析により、その神秘に閉ざされていた構造が明らかになってきた。近接場光を利用したり、蛍光共鳴エネルギー移動により、分子のリアルな動態 をかいま見たり、原子間力顕微鏡により生体膜でのIP3レセプターの構造をも見ることが可能となってきた。最近の進歩を紹介する。
14:45-15:00 休憩
15:00 一般講演1 松本卓也氏 (大阪大学産業科学研究所)
「単一および少数バイオ分子の電気伝導:DNAとチトクロムc」
15:20 一般講演2 中嶋健氏(東京工業大学大学院理工学研究科)
「高分子表面、一本鎖のナノレオロジー解析」
以下、17時まで演題は未定ですが部会幹事を中心にそれぞれの研究室でのソフトナノテクノロジーに対する取り組み、抱負、問題点などについての講演をお願いしております。
なお部会役員は次の通りです。部会長 猪飼 篤 (東京工業大学)副部会長 宇理須恒雄(分子科学研究所)幹事 大谷敏郎(食品総合研究所)菅谷博之(Toray研究所)藤井政俊(都立大学)吉信達夫 (東北大学)。