表面科学テクノロジー バーチャル博物館

(社)日本表面科学会

原子・分子を見る

光を吸収して形が変わるタンパク質

Myosin V.gif

バッファー溶液中

走査範囲:25 nm x 25nm
撮像速度: 1 frame / s (1コマ1秒 10倍速で表示)

  この動画は、光受容膜タンパク質分子(バクテリオロドプシン)が光吸収により構造変化する様子を原子間力顕微鏡(AFM)の高速撮像技術によって捉えたものです。緑色の長方形が表示されたときに緑色の光を分子に当てていて、構造が変化しているのが分かります.

光を当てる前は、バクテリオロドプシン分子は三角形の頂点の位置に分子を配したユニット(三量体構造)になっていますが、光を当てると三角形の重心を中心に反時計方向に分子が少しずつ回転して、分子の間は広がっています。ユニット内の分子の間隔が広がるために、隣のユニットの分子とは逆に近くなり、画像では三角形が小さくなったように見えています。

こうした動きの詳細を解析することで、タンパク質が光によってエネルギーを運ぶ過程が明らかになって行くと期待されています。

動画像提供者: 安藤 敏夫氏(金沢大学教授) , 内橋 貴之氏(金沢大学准教授)

関連文献:NatureNanotech. 5, 208 - 212 (2010)

関連サイト: http://www.s.kanazawa-u.ac.jp/phys/biophys/index.htm


 

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